徳増卓球クラブを立ち上げた理由|“本気を育てる”という挑戦
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はじめに──ただ、卓球が好きだった
僕が卓球クラブを始めたきっかけは、
本当にシンプルで、「卓球が好きだったから」です。
最初は勝ち負けよりも、打ち合う楽しさや、思い通りに打てた瞬間がうれしかった。
でも続けていくうちに、「上手くなるには、どうしたらいいんだろう」と考え始めました。
自分で工夫しながら練習したり、勝てない悔しさを味わったり、
少しずつ“本気になるってどういうことか”を、卓球を通して学んできたように思います。
そしてある時ふと、思ったんです。
**「誰かが“好き”を続けていける場所を作りたい」**と。
勝てばいい、上手くなればいい、というだけじゃなく、
自分から「やりたい」と思える時間を大切にできるクラブ。
それが、徳増卓球クラブを立ち上げた理由です。
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“勝たせる”ことに違和感を覚えた
指導を始めた頃、ある程度強制力を使えば結果は出せると分かりました。
「これをやれ」「こうしろ」と言えば、みんな真面目に取り組んでくれる。
でも、どこかで心が引っかかっていました。
「このままの指導で、本当に意味があるのか?」
子どもたちが勝ったとき、それは“僕に勝たされた”のか、
“自分で勝ち取った”のか。
そこに、大きな違いがあるような気がしていました。
だからこそ僕は、
**「やらされる練習ではなく、自分でやりたくなる練習」**を大切にしたい。
そう思うようになったんです。
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やってよかったと思えた日
クラブを始めた当初は、毎日が手探りでした。
生徒が来る保証もないし、自分の指導が本当に届いているのかも分からなかった。
でもある日、生徒が試合で勝ち、その子がガッツポーズで保護者のもとに駆け寄る姿を見たとき、
心の底から「やってよかった」と思えました。
嬉しそうな生徒の表情と、それを見守る親の涙。
その光景に、僕のすべてが詰まっている気がしました。
ただ勝ったからじゃない。
その勝利が「自分でつかんだもの」だったから、意味があった。
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育てたいのは「勝てる選手」じゃない
僕が育てたいのは、**勝つ選手ではなく、“自分で考えて動ける選手”**です。
言われたことをただやるのではなく、
「今の練習は、なぜ必要なのか?」
「この技術は、どう活かせるのか?」
そうやって、問いながら前に進める選手。
徳増卓球クラブでは、自走できるようになることを重視しています。
そのために、練習も“意味のある練習”にこだわります。
数をこなすのではなく、質を高める。
誰かに合わせるのではなく、自分に合ったやり方で伸びていく。
それが、うちのクラブのスタイルです。
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チーム全体で、底上げしていきたい
うちのクラブは、少人数制です。
だからこそ、一人ひとりの顔が見えるし、成長が見える。
全体のレベルを底上げしつつ、
選手それぞれの特徴や得意なことを伸ばすことを大切にしています。
強い子だけが輝くクラブではなく、
「これから強くなれる子が育つクラブ」へ。
それが、僕の理想です。
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おわりに──“お互いに意味のあるクラブ”へ
卓球を習わせるとき、親御さんもお子さんも、いろんな不安があると思います。
「続けられるかな?」「本気になれるかな?」「合っているだろうか…」
その気持ちはとてもよく分かります。
だからこそ僕は、選手にとっても、僕自身にとっても、“意味のあるクラブ”でありたいと考えています。
子どもたちには、
「ここに来てよかった」「自分が変われた」
そう思ってもらえる時間を届けたい。
そして僕自身も、
「この子たちと向き合えて良かった」
「この時間が自分にとっても価値のあるものだった」
と心から思えるクラブにしたいんです。
教える・教えられるではなく、共に育ち合う。
徳増卓球クラブは、そんな場所でありたいと思っています。
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【体験レッスンをご希望の方へ】
「ちょっと気になるな…」と思った方へ。
まずは、空気感や子どもたちの様子を見にきてください。
電話:080-5291-8712
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