“強くなりたいけど本気になれない子”が変わる瞬間
──徳増卓球クラブの観察と仕掛け
「うちの子、強くなりたいって言うけど、本気かって言われると…」
よく聞く言葉です。
やる気がないわけじゃない。
でも、練習への姿勢にムラがある。負けると悔しがるのに、翌日には忘れてる。
そんな“本気になりきれない子”に、私たちは日々向き合っています。
このブログでは、そんな子どもたちが「本気になる前に見せるサイン」、
そして、徳増卓球クラブがどんなふうに“自走のスイッチ”を押しているかをお伝えします。
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「本気になれない子」にも“火種”はある
まず、最初に伝えておきたいのは
「本気じゃない=ダメ」ではないということです。
誰でも最初は、“火がついていない状態”から始まります。
「やりたい気持ち」がまだ弱かったり、「やる理由」が本人の中で整理できていなかったりする。
でも、私たちはたくさんの子どもたちを見てきてわかるのです。
“本気になる前”には、必ず小さな火種がある。
それは、例えば──
・休憩中でもコーチの話をじっと聞いている
・うまい子のプレーを食い入るように見ている
・悔し涙を見せたあとに、少しだけ自主練していた
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徳増クラブが見ている“3つのサイン”
私たちは特に、以下のような「本気の前兆」を見逃さないようにしています。
1. 試合のあとに変化が出る子
練習では淡々としていても、試合のあとに悔しそうな表情をする。
→ 勝負への感情が芽生えてきたサイン。声をかける絶好のタイミングです。
2. うまい子の真似を自然にやっている
教わっていない動作を、自分で取り入れようとしている。
→ 「憧れ」は最高の成長エンジン。小さな変化でも拾います。
3. コーチの目線を何度も追う
「怒られたくない」ではなく、「認められたい」という気持ちの表れ。
→ 声をかけて応答することで、信頼とやる気の芽が育ちます。
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やる気の“前兆”は、静かにやってくる
本気のスイッチは、いきなり「カチッ」と入るわけではありません。
小さな行動の積み重ねの先に、ある日突然“変化”が訪れます。
・最初は「ちょっとだけ打ってみる」だった子が、ある日30分の自主練をやり切った
・「どうせ無理」と言っていた子が、「今日の試合、勝ちたかった」とつぶやいた
その瞬間を見逃さないこと。
それが、私たち指導者の役割だと考えています。
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徳増クラブがしかける“自走のスイッチ”
では、どうやってその芽を本物に育てていくのか?
徳増卓球クラブでは、次のような仕掛けを使っています。
◆ 小さな「できた」の積み重ね
いきなり成果を求めず、「できたこと」に気づかせ、認める。
→ 「今の1本、良かったよ!」など、日々の変化を拾う声かけを意識。
◆ 仲間の存在が火をつける
1人では火がつかない子も、仲間の姿を見て変わることがある。
→ あえて頑張っている子とペアにする/感想を言い合う時間を設けるなど。
◆ 言われなくてもやる設計
自主練チェック表や、やりたいことメモなどを導入し、
「言われてやる」から「自分で決めてやる」へ導く。
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保護者の方にお願いしたいこと
変化の芽は、外からは見えにくいものです。
「向いていないのかも…」と不安になることもあると思います。
でも、子どもはある日突然、変わります。
私たちはその瞬間を信じ、引き出すために存在しています。
どうか焦らず、信じて、そっと応援してあげてください。
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最後に:本気じゃなくていい。でも、変わる可能性はある。
最初から本気じゃなくていい。
でも、「変わりたい」「ちょっと頑張りたい」
その小さな気持ちを、私たちは見逃しません。
あなたのお子さんが「やってみよう」と一歩踏み出したとき、
その背中を支えるクラブでありたいと、徳増卓球クラブは本気で思っています。
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