“伸び悩み”を突破した選手たちの共通ルール

“伸び悩み”を突破した選手たちの共通ルール

──徳増卓球クラブが見てきた「成長の壁」の越え方

「最近、なんだか伸びてない気がする…」

卓球を本気で続けていると、誰もが一度は感じる壁。

以前は勝てていた相手に勝てなくなったり、努力しているのに成果が出なかったり。

そんな“伸び悩み”の時期は、選手にとっても、親御さんにとっても、心が揺れる時間です。

「どうして結果が出ないんだろう…」

「うちの子、もう限界なのかな…」

でもご安心ください。

15年以上にわたって子どもたちを指導してきた中で、私たちははっきりと感じていることがあります。

それは、“伸び悩み”は、成長の入口であるということ。

そして、それを乗り越える選手には、共通する“ルール”があるということです。

この記事では、実際に「一度は壁にぶつかりながらも乗り越えた選手たち」が、どんな思考や行動をしていたのかをお伝えします。

ルール①|「抽象的な頑張り」をやめて、行動を具体化する

たとえば、

×「頑張ります」

○「フォアサーブを3コースに打ち分けられるよう練習します」

伸び悩む選手ほど、「頑張る」「もっと集中する」といった抽象的な言葉ばかり使いがちです。

でも、壁を越えていく子たちは、コーチとの会話の中で行動を具体的に置き換えられるようになるんです。

例えばAくんは、バックハンドの安定感を上げたいという課題がありました。

最初は「とにかく続ける」という方向でしたが、壁を越えたきっかけは「最初の3球は確実に入れる」という目標を自分で設定できたこと。

そこから日々の練習に“目的”が生まれ、徐々に自信と結果がついてきました。

ルール②|練習の“意味”を自分の言葉で説明できる

徳増卓球クラブでは、練習中によくこんな質問をします。

「この練習、何のためにやってる?」

「試合のどこに活きると思う?」

すると、伸び悩んでいる時期の子は、うまく答えられないことが多いです。

でも、壁を乗り越えていく選手は、ちゃんと**“練習の意味”を自分の言葉で説明できるようになっている**んです。

Bちゃんは、2年前に何度も全国大会にあと一歩届かない悔しい思いをしていました。

でも「この練習は、3球目で自分が攻められるようにするため」「ここをサボると本番で動けない」と、日々の練習に“意味”を持たせることで、自分の中の納得感と集中力が格段に上がりました。

その結果、1年後には全国大会に出場。

彼女が変わった最大の理由は、「理解して練習する」姿勢でした。

ルール③|比べる相手を“他人”から“自分”に変えた

「〇〇ちゃんに勝ちたい」「あの子より強くなりたい」

それ自体は素晴らしい目標です。

でも、他人とばかり比べていると、自分の成長に気づけなくなるんです。

むしろ、伸びる選手たちはこう考えます。

「昨日の自分より、今日はどれだけできたか」

「先週できなかった○○が、今日できたかどうか」

成長には“自分との比較”が欠かせません。

ある中学生の子は、部内での順位ばかり気にして練習が空回りしていた時期がありました。

でも「先週の自分と今の自分を比べてみよう」と話したことをきっかけに、自己記録ノートをつけ始め、目の前の変化に気づけるようになったんです。

そこから彼はメキメキと力をつけ、2ヶ月後にはシード選手に勝利するまでに成長しました。

ルール④|「自分ごと」として修正する姿勢があった

コーチから何度も指摘されたことを、ただ「怒られないように」やるのか。

それとも「自分がうまくなりたいから」直すのか。

この違いは、驚くほどプレーに表れます。

ある選手は、サーブのフォームがずっと崩れており、何度注意しても直りませんでした。

でも、試合でサーブミスが原因で負けたとき、彼はぽつりと言いました。

「悔しい。あの1本、取れてたら勝てたのに」

そこから彼の目の色が変わり、自主的にフォーム動画を撮って毎日確認。

2ヶ月後には、試合で安定して得点できる武器になっていました。

「怒られたからやる」ではなく、“自分の成長”として受け止めた瞬間が、飛躍の始まりです。

ルール⑤|失敗しても、やめなかった

最後に、最もシンプルで、最も大きな共通点をお伝えします。

それは、**「続けたこと」**です。

・思うように勝てなかった日も

・試合でボロボロに負けた日も

・誰にも評価されなかった期間も

それでも、やめずに、1日1日を重ねてきた子たちが、最終的に大きく伸びました。

どれだけ指導していても、「あと少しで伸びるのに…」という子が辞めてしまうこともあります。

それは、本当に残念なことです。

でも逆に、「よくここまで耐えたな」と思うくらいの時期を越えた子は、心の芯がぐっと太くなります。

そして、その粘り強さは、卓球だけでなく人生全体の財産になります。

まとめ|“伸び悩み”の先にしか、見えない景色がある

ここまで読んでくださったあなたへ。

もしかしたら今、お子さんが思うように伸びていなくて、不安や焦りを感じているかもしれません。

でも、そんな時こそ信じてあげてください。

●「具体的な行動」を積み重ね、

●「練習の意味」を理解し、

●「自分との比較」に集中し、

●「自分ごと」として修正し、

●「やめない」こと。

この“共通ルール”を少しずつ身につけていくことで、必ず壁は越えられます。

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徳増信弥
徳増 信弥

この記事を監修した人

コーチ歴:10年以上
【人生やりたい事をやっていく】がモットー!
・学生時代に卓球で全国優勝
・23歳~25歳 卓球プロ選手(24~25歳は海外)
・25歳~現在 卓球場&卓球プロコーチ

更新情報

About

浜松市の徳増卓球クラブは、少人数制ならではの丁寧な指導で、1回3時間以上の練習量で差をつける。質の高い指導でロスなく成長できます。もっと上達したい、確実に結果を出したいと高い目標を持った親子のための卓球クラブです。歴10年以上、静岡県トップ選手を多数輩出した実績をもつ元プロ卓球選手が、目標達成を後押しします。